マーケへの就活

マーケティング職や広告代理店への就職を目指す人のためのブログです。

広告代理店に入社しました!~広告代理店の役割~

お久しぶりです。けーぴーです。

実は(?)私、18卒で、四月に社会人デビューした訳なのです。

18卒であることは以前からブログ等で書いていましたが、知らなかった方もいますよね汗

実際に広告代理店に入社したことにより、これからはより現実的、具体的なことが書けるかなぁーと勝手に思っております。

ただ、今はまだ研修を受けたり、先輩についていったり程度の仕事内容なので、また暫くしてからいろいろ書くつもりです。

 

さて今回は広告代理店の中の人から見た広告代理店の役割について説明したいと思います。

これが分かっていると、仕事内容も想像しやすいハズ!

 


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広告代理店の起源とは

「起源から説明するんか~い!」というツッコミ、ありがとうございます。

個人的に、ここから説明した方が分かりやすいと思うんですよね。

 

広告代理店の起源は、広告主の代わりに新聞広告の枠を代理で購入したとこから始まったと言われています。名前の通り、代理店ですね笑

そして、皆さんのご存じの通り、ラジオやテレビといったメディアが生まれてきますよね。そこで、新聞の広告枠だけではなく、テレビやラジオといったメディアの広告枠を代理で購入し、広告主が総合的なプロモーションを依頼できる企業として広告代理店が発達していった訳です。その過程で制作も請け負うことになり、イベントやネットといった宣伝活動も取り込んでいき、あらゆる宣伝活動を1つの窓口から一括して依頼できる企業となりました。

 

メディアバイイング機能がどうとか、ややこしいことから説明したりする人もいますが、簡単に言うと、

電通博報堂といった広告代理店に依頼すれば、テレビからネット、イベントまで、一社でまとめて自社の宣伝活動を考え、実行してくれる!」ことが広告代理店の大切な役割です。

少しずつ変化の兆しも見られますが、基本はこれです!

 

 

あと、広告代理店の必要性を考えるときにややこしいポイントが、テレビ局といった媒体側にも営業がいることです。テレビ局の営業も、広告主にこの枠を買いませんか?とアピールしたりします。そうなると、「広告代理店って必要なの?」って思いませんか?私は以前から思っていました。TVCM流すのなら、テレビ局と直接契約するだけでいいじゃんと。ここでしっかり理解しないといけないのが、媒体の営業は自社の媒体しか売れないことです。フジテレビはフジテレビのCM枠を、テレビ朝日テレビ朝日のCM枠を売ろうとしてくる訳ですね。

意外と盲点なのですが、「テレビCMを流す」時に、「フジテレビとだけ契約して流そう!」なんて考えるクライアントは殆ど居ないのです。キー局だけでも5社ある訳です。いろんな局の広告枠から最適なものを選びたくないですか?その上、BSにも流そうとしたり、新聞広告も出そう、ラジオも流そう、ネットでも広告を出そう!と考えると、「契約とかやり取りがちょーめんどくせー!!」ですよね。

そんな時、広告代理店に依頼すれば、契約周りも制作関係もひとまとめにやってくれるわけです。なんと便利!

 

この説明で、ちょっとは分かってくれたかな。。

そして次の話題に入ります。

 

 

広告代理店の都市伝説的な評価について

広告代理店は、裏で世間を操っている。政治や経済、メディアを操っているみたいな評価をされることがしばしばあります。確かに、そういう一面も無くはないのですが、ある意味で過大評価かなあと思いますね笑

 

広告代理店の基本的な仕事は、クライアントのプロモーションや宣伝を企画、実施することです。

それゆえ、あらゆる業界がクライアントになりうる訳です。ブラック企業として有名な企業なんてのはもちろん、宗教系や政治系のクライアントにもサービスを提供する訳ですね。

 

分かりやすくクライアント側から仕事を説明しましょう。

自民党を例にして考えてみましょう。自民党のような政治団体であっても、TVCMや新聞広告を出したりしますよね?

こんなとき、自分たちだけでTVの枠を買ったり、製作を進めていくことは到底不可能なわけです。人員も限られますし、メディアバイイングは基本、広告代理店にしかできません。ここで自民党は、広告代理店に依頼して総合的なプロモーションをしてもらおうと考える訳です。というより、必然的に広告代理店に依頼するしかなくなる訳ですね。

こんな感じで、政治系、宗教系といったクライアントの宣伝活動にも必然的に広告代理店が絡んでくるわけです。

 

ただ、業界外の人たちでこの一連の流れを理解している人は一部だけです。殆どの方は理解していないですし、興味もありません。

そんな中で、自民党が広告代理店と組んでいると情報が出ると、「やっぱりアイツらが一枚噛んでいた!」「電通が洗脳をしようとしている!」「黒い関係がある!」と言われる訳です。例え不正がない取引をしていても、裏で何をしているかが表に出てこないために胡散臭く思われるわけです。

 

TVCMが流れた時点で、電通と○○はグルだ!なんて言う人達も出てきますよね笑

間違いではないんですが、ちょっと広告代理店を過大評価し過ぎな感じがします。

本当にただCMを流していただけでも、裏でどーのこーの言われたりしますからね。

実際不正があったりする時もあるようなので、そこらへんは余り強く言えませんが。。

 

という感じで、今回は終わりにしようと思います!

なにか質問等あればぜひぜひTwitterまで!