マーケへの就活

マーケティング職や広告代理店への就職を目指す人のためのブログです。

マーケティングが分かるおすすめ本!就活生向けに!

マーケティングとは何?これが意外と難しい。

 

マーケティングと聞いて、何をイメージするでしょうか。

市場調査やリサーチのイメージでしょうか?それとも広告のイメージでしょうか?ブルーオーシャン戦略などの経営戦略をイメージした方もいるかもしれません。

 

さて、今挙げたこれら全て正解でもあるんですが、完璧な答えだとは言えません。企業のマーケティング活動の中に、リサーチや広告は含まれています。しかし、広告やリサーチ=マーケティングという訳ではないのです。ややこしいですかね?(笑)

よく言われるマーケティングの説明の中で、一番分かりやすい説明は、「商品が売れる仕組みをつくること」だと私は思います。商品が自然と売れる仕組みをつくるために、市場調査をし、商品開発をし、価格や流通を工夫し、プロモーションを仕掛けていくのです。これら全てが企業のマーケティング活動です。さらに言うと、発売した商品のリピーターを維持するためのメールマガジンやアプリ、顧客の声を聞いて改善に生かすためのコールセンターを運営することなどもマーケティングに含まれるのです。顧客が求めているものを把握して、営業のトークを改善することだってマーケティングなのです。売れる仕組み作りですから。企業によってはマーケティング部門に営業の部署があったりしますよ。ちょっとマーケティングのイメージとちがいますよね。○○マーケティングなんていう営業会社があるのはこういうところから来ているのです。(たぶん。) 

 

色々と話しましたが、言いたいことは、マーケティングってややこしい!! ってことです。何も勉強をしていないと、面接で突っ込まれて泡を吹いて死にます。

 

マーケティングがやりたい!という人は、どの領域でやりたいのかしっかり決めているでしょうか?事業会社のマーケティングを志望している方が、面接でプロモーションをどうするかばかり話していたら、社員の方からはがっかりされるかもしれませんよね。マーケティングに興味がある人は、しっかりとマーケティング全体の知識をつけておきましょう。という訳で…

 

 

マーケティングのおすすめ本をまとめてみました。

これら全部自分が読んだものです。

 特におすすめなものには、おすすめ!と書いておきました。

 

 

ドリルを売るには穴を売れ

ドリルを売るには穴を売れ

 

マーケティング界隈で有名な言葉に、「ドリルを売るには、穴を売れ」という言葉があります。これは、ドリルが欲しいお客さんは、ドリル自体が欲しいのではなく、穴を開ける必要があるからドリルを買うのだということを表しています。この本では、「顧客が求めているものは何か」という視点で基礎中の基礎をストーリーに沿って学べます。初心者向けだと思います。

 

 

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

 

マーケティングには、どういう戦略・戦術があるのか、また実際にどういった企業がどういう戦略でシェアを奪っていったのか、市場を作り出していったのかということが学べます。この本は事例が多く取り上げられており、楽しくなるほどなあと読みやすいです。ただし、元々が海外の本であることと、時代が少し古いので、今読むには少し残念。ただ、いろんな人がおすすめしていた気がします。

 

 

図解 実戦マーケティング戦略

図解 実戦マーケティング戦略

 

 マーケティングの全体像について書いてあります。説明も分かりやすく、マーケティングとはなんぞやといったイメージをうまく形成するのに役立つと思います。個人的には、表紙が賢そうで好きですよ。

 

新版MBAマーケティング

新版MBAマーケティング

 

 おすすめ!

これ、隠れたマーケティングの名著だと個人的に思っています。他の人がおすすめしているの見たことないです。マーケティングの全体像について学べるのですが、具体的な近年の日本の事例を用いてマーケティングの重要性を説いてくれるので大変面白いです。あと、実務的なマーケティングの全体像を学べるのはこれが一番かな!と思います。その場でマーケティングの実務に生かせるという訳ではないのですが、今現在マーケティングにはどういう仕事があるのか、どういった場面で役立てられているのかが分かりやすいです。あとケーススタディが多く、大学の授業みたいに進んでいくのが個人的には素敵です。

 

 

なぜ戦略で差がつくのか。そしてそもそも戦略の定義とは何なのか。マーケティングの施策をどのように戦略的に編み出していくのかなど、相当な文量で書かれています。超重要にも関わらず曖昧になりがちな戦略・戦術の考え方を教えてくれます。ただ、就活生向けというよりは実務でやっている人向けかもしれません。内容は割と難しいので、他のマーケティングの本を読んでから読むのが吉。

 

 

 USJ三部作。どれもおすすめです!就活前にこれらの三部作が発売されていて本当によかったと思います。それくらい魅力的なマーケティングの本です。この本から三部作は始まりました。それもあり、一番読みやすい本かなと思います。この本では、革新的なアイデアを生み出す「イノベーションフレームワーク」を中心に書かれています。マーケティングの中でもアイデアの出し方に興味がある人向けかな。

 

 USJ三部作の二部目!一部より時間軸が遅く発売されたこともあり、個人的には二部のほうが充実しているかな?と思います。この本では、「マーケティングフレームワーク」を中心に書かれており、一部よりマーケティング目線でUSJの改革について知ることができます。マーケティングの基礎を学びたいかたにもかなりおすすめです。USJが事例ということもあり、かなり分かりやすいです。

 

確率思考の戦略論  USJでも実証された数学マーケティングの力

確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

 

 おすすめ!

すんごい本。紹介している本の中で一番おすすめです。値段は結構するのですが、その分面白さも、学べるものも多いです。確率思考の戦略論ということで、筆者がどのように数字に熱を込めて仕事をしてきたのか、そして実際にUSJはどのようになっていったのかについて書いてあります。著者二人の頭のよさと熱意の両方を感じました。マーケティングの本では、どうしても理論やケーススタディを多く扱ってしまう傾向があります。この本では、実際にUSJの需要予測に用いられた数式が公開されており、マーケティングはサイエンスであるということをひしひしと感じさせられます。圧倒的な力の差を見せつけられ、マーケティングってなんとなく楽しそうといった感覚で仕事はできないなと痛感させられます。マーケティングへの覚悟をするためには必読の本かもしれません。マーケティングはアートでもありますが、それ以上にサイエンスなのです。

 

マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦! ―

マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦! ―

 

 おすすめ!

マンガで分かる!からといって、幼稚な内容だと勘違いしないで欲しいとても良い本です。(笑)自分が読んだのは改訂版ではないのですが、このシリーズはすごく読みやすくて、敬遠されがちなデジタルマーケティングの面白さを分かりやすく教えてくれます。マーケティングには興味あるけれど、デジタルは地味でつまらなそうと考えている人は、是非読んでみてください。

 

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体 宣伝会議

MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体 宣伝会議

 

 

 おすすめ!

マーケティングの本は、消費財メーカーや広告代理店の著者が書いている物が多いのですが、これは珍しくメディア側の人間が書いたマーケティングの本です。自分は正直メディアにはあんまり興味がなかったのですが、これをよんでメディアにも興味を持つようになりました。メディアがあるということは、そこに(ほぼ)必ず広告があるということです。広告が成り立つということは、そのメディアに載せて欲しい商品があるということです。意外と無視しがちなメディアとマーケティングの繋がりについて学べる名著です。あと読みやすい。

 

アドテクノロジーの教科書 デジタルマーケティング実践指南

アドテクノロジーの教科書 デジタルマーケティング実践指南

 

 おすすめ!

デジタルマーケティングに関しては、ちょうどいい難しさの本が少ないかもしれないです。まず先程紹介したwebマーケティングのマンガで知識を仕入れておくのがおすすめです。SEOとか、リスティング広告とかアフィリエイト広告とか、そこらへんからさらに踏み込んでデジタルマーケティングの全体像について学べると思います。今のデジタルの仕組みって凄いなあと思いましたね。。

 

 

さらにいうと、テレビ番組のガイアの夜明けカンブリア宮殿ワールドビジネスサテライトあたりはマーケティングの事例の宝庫です!これらは元々誰にでも分かりやすく編集されているのですが、マーケティングを学んでから見てみるとさらに楽しくみることができます。テレ東大好き。

 

今回は、色々な本を紹介してみました!本によっては最初に読むと難解だったりつまらなかったりするので、何冊か簡単そうなものも含めて読んでみるのがおすすめです。

 

 

(確率思考の戦略論は本当に読むべきだよ。。!)